
5月30日(金)第2回 Domino Lounge 大阪を開催しました!
第2回となる今回は、大阪での開催でした!
大阪開催では、前回の「大阪研」のノリ(?)を引き継ぎつつ、和気あいあいとした雰囲気で行いました。
今回の大阪では、以下の内容で実施しました
プログラム
1、メンバー紹介+自己紹介
2、昨年の振り返り
3、HCL もう一度復習したい、Dominoライセンスのあれこれ話
4、大阪Dominoサーバに勝手にDominoIQセットアップした話
5、ユーザ退職時のDominoディレクトリ運用の話
6、Domino REST API(DRAPI)を設定してみた話
7、Verseアプリ(Android版)を使ってみた話
8、曽根田工業 チャイナレポート(中国の現状と日本の未来)
9、v11 → v14 マイグレーション体験レポート 古株ほど要注意 !?

■ メンバー紹介+自己紹介
「Domino Lounge」としては大阪での初開催ということもあり、初参加の方もいらっしゃったので、まずは一通り自己紹介を行いました。現地参加が約10名、オンライン参加も約10名と、合計20名ほどでの開催となりました。
■ HCL:もう一度復習したい Dominoライセンスのあれこれ
まずはHCL様からの発表です。
最近、Dominoライセンスの数え方が変わり、少し複雑になってきました。
そこで登場したのが、
HCL Domino License Analysis Utility(DLAU:HCL Domino ライセンス解析ユーティリティ)
このツールを使うと、ライセンス数が一目で確認できるようです。
ライセンスの種類(CCB、CCX)も用途によって使い分けられるため、
CCXを活用することでコスト削減につながるケースもあるとのこと。
ライセンス情報
また、製品にバンドルされているサードパーティ製品についての紹介もありました。
せっかくなので、使えるものはどんどん活用していきましょう!

■ 大阪Dominoサーバーに勝手にDominoIQをセットアップしてみた話
Domino初のAI機能として期待されている DominoIQ を、大阪のDominoサーバーにいち早くセットアップされた事例紹介です。
LotusScriptに新しい2つのクラスが追加されており、それらを使ってDominoIQを操作するそうです。
※導入は Domino 14.5 から。
モードとしては「ローカルモード」「リモートモード」があり、今回は リモートモード を設定。
LLMを利用するためにopenrouter.aiにアクセス、DominoIQ有効化、設定文書の作成、DominoIQ プロンプト文書・コマンド文書の作成、LotusScriptでエージェントで実行のような流れです。
現在はテキストのみ対応ですが、将来的に画像やファイルも扱えるようになると、活用の幅が広がりそうです。今後のアップデートが楽しみですね!
■ ユーザー退職時のDominoディレクトリ運用の話
ユーザーの退職時、ID管理は大変ですよね。
HCLさんの話にもありましたが、ライセンス数=費用に直結するため、使っていないユーザーIDをそのままにしておくのは損です。
HCL社から明確な推奨運用ルールは出ていないとのことで、各社で対応は異なるようです。
ある事例としては:退職 → 「アクセス不可グループ」へ追加 → 一定期間後に削除
「アクセス不可グループ」に登録されたIDは、DLAUのライセンス数集計から除外されるようです。
ただし 別名(日本語名など)で追加すると除外対象として認識されない ので要注意です。
また、長期休暇などで一時的に使用しないIDについても、同様にグループ追加して復帰時に外すという運用が有効です。
■ Domino REST API(DRAPI)を設定してみた話
マルチクラウド環境でアカウント情報の連携に課題があったため、Domino REST API(DRAPI)を活用して連携を試みた事例です。
Notesアプリを起点として、DRAPIを利用して他クラウドサービスとのデータ連携を実現。
※候補には「Domino Access Services」もありましたが、やや癖があるようです。
▼参考リンク:
Domino REST API(KEEP)チュートリアル
Domino REST API について知っておくべきこと(全3回)
公式ドキュメント
使い方ガイド(全4回)
APIの利用テストには、DRAPIに含まれている「Swagger」が便利だそうです。
データ連携に興味のある方は、ぜひ参考に!
■ Verseアプリ(Android版)を使ってみた話
HCL VerseのAndroidアプリの使用感についての発表。
リリース初期は起動しなかったり、すぐ落ちたりと使い勝手に難があったようですが、
最近のバージョンでは安定しており、外出先でのメール・スケジュールチェックに問題なく利用できるとのこと。
特に「アクションリスト」(要アクション、対応待ち)が便利で、最近までアップデートも継続されているため、安心して使えそうです。
■ 曽根田工業 チャイナレポート(中国の現状と日本の未来)

浜松からわざわざ大阪会場にお越しいただき、現地レポートを発表いただきました。
曽根田工業(機械工具商社、切削工具メーカー)
中国での展示会は、東京ビッグサイトの3〜4倍の広さとのこと。スケールが違いますね!
自動車の進化が急速
空飛ぶ自動車も展示されていた(実用化間近?)
若年層は教育が行き届いており、礼儀正しい人が増加中
見習う点も多いと感じました
ちなみに、中国での支払いは「銀聯カード(ぎんれんカード)」一択らしいです。
あまり聞き慣れませんが、なんと世界第2位のカードシェアとのこと!
Notes/Dominoとは直接関係しませんが、非常に刺激的なお話でした。
こういった話が聞けるのも、大阪開催ならではの魅力ですね。
■ v11 → v14 マイグレーション体験レポート:古株ほど要注意!?
Domino v14への移行体験についてのリアルな声です。
Domino v11 ダウンロード期限:2024年12月9日
Domino v11 サポート終了日:2025年6月25日
今後マイグレーションが増える時期です。以下のような注意点が報告されました:
・サービス起動時に PANIC エラー発生(サービス実行ユーザー変更が影響)
・Excelがサーバーエージェントから起動しない
・NotesAPIを使ったプログラムが動かない
・圧縮ファイルの解凍ができない(Notesクライアントが64bit化した影響?)
長年使い込んだ環境ほど、マイグレーション時に“Notesあるある”的なイレギュラー対応が必要になるため注意が必要です。
■今後の予定
2025/6/20:第3回 Domino Lounge(名古屋)
2025/6/19–20:日本最大級 Domino イベント「DominoHub」
2025/7/17:ノーツ新任担当者向けワークショップ
2025/7/24–25:ノーツ次世代エース養成ワークショップ
2025/8/22:Domino Lounge OSAKA in Kyoto(川床での宴会を予定!)
■資料の公開について
本日の資料は ノーツコンソーシアム会員のみ 閲覧可能です。資料はこちら。
会員にご興味のある方はこちらをご覧ください。
本日も盛りだくさんの内容で、現地もオンラインも大盛況でした!
さて、次回の大阪開催は 京都での川床宴会!
日時は 2025年8月22日(金) を予定しています。現地でのご参加、お待ちしております!
■おまけ(反省会)
研究会のあとは、恒例の反省会。
今回は写真を撮り忘れてしまったので、雰囲気だけご想像ください…。
なんと「突出し」に唐揚げの選択肢があり、しかも お代わり自由!
美味しくいただきました!

ではでは、次回お会いできるのを楽しみにしています!
大阪開催 米原