11月22日(金)大阪研究会の第三、四回を開催いたしました。
第三回が台風の影響で今回は、第三、四回版です。
もう11月だけどつい最近まで過ごしやすい気温でしたが、、
急にさむくなってきました関西ですが、
元気に開催されました!
今回の大阪研は以下の内容で実施いたしました。
1、HCLタイム
2、在宅勤務申請DBで競合文書を解決した話
3、今こそ語る時!Nomad Web 1.0.13、変革の新時代!
4、BOX APIでNotesからBoxにファイルをアップロード
5、AI × Notes/Domino: Structured Outputs(gpt-4o) 体験レポート
6、Retrieval-Augmented GenerationでNotesの情報を食わしてみた件
7、ひとり情シスからの解放!
8、PowerPointで作るポスターの作り方
9、FESTA2025に向けて(発表の仕方、検討事項など)
今回も内容盛りだくさん!特に、Webからの参加者の発表もあり、より幅広い視点で議論ができました。会場はおなじみのSCSK様の会議室をお借りしました。
以下、それぞれのトピックについて詳しくご紹介します。
〇HCLタイム
まずはおなじみHCLタイムです。
・移行ツールV14
・ドミノリスタートキャンペーン
・次期バージョンのOIDCプロバイダー
・Nomadデザイナーどんどん進化中
・14.5 Rio Grande Notesロードマップ
・Create Csuctom applicationデザイナーなしでフォーム作成可能
・Nomad モバイル 画像圧縮
・AIについて(ドミノIQ)
次のバージョンの準備も着実に進んでるようです(14.5 Rio Grande)より便利な機能が追加されることを期待しています。
Create Csuctom application も魅力的ですねデザイナーがなくてもビューとフォールをひとつづつ作成が可能だそうです。
リスタートキャンペーン情報 こちら
DominoサーバにAIを、、AIでメール送信、長いメールを要約などなど。
アイデアポータルに投票しましょう! こちら
〇在宅勤務申請DBで競合文書を解決した話
ユーザ企業様からの発表です。(競合文書についてです。)
Notes文書において避けて通れない問題の一つと言えます。
長く使われている人からは「Notesだからしかたないよね~」とあきらめていることもよく聞きます。
以前までは競合文書を表示するビューを作成し不要分を削除していたそうです。
編集が頻繁に行われる文書だそうで件数もそこそこあったようです。
その問題を大阪研のメンバー人がサンプルプログラムを作成し、
現在対象DBに取込確認中だそうです
現在はほぼ競合文書が表れていない様です!
「Notesだから仕方ない」という課題に対し、実践的な解決策を見出した好事例でした。
〇今こそ語る時!Nomad Web 1.0.13、変革の新時代!
最近知名度も少しづつ挙がってきましたNomad Webの最新版のお話です。
・ワークスペースのアイコンが動かせる。IF1で修正すみ
・背景変更可能
・フォントを選ぶことが可能
・タイルの透過
・ドラッグアンドドロップが改善されている
・条件ありで別のログインユーザでログインが可能になっている
・プレビュー機能(Nomad Designer)
・長い名前のDBは名前がみえない。。。
・Chrom、Edge バージョンが130以上の場合はクライアントのセットアップに失敗 1.0.13 IF2で解決
最新版で色々と動かして動作を確認していただきました。
少し前までは結構制限事項がありましたが、どんどん良くなってきていますね。
その制限事項のページですが、今まで日本語版がありましたが、
英語版しかなくなりました。。。 こちらです
〇BOX APIでNotesからBoxにファイルをアップロード
タイトルの通りBoxAPIを使用しNotesからBoxにファイルをアップするまでの
実装方法等について発表していただきました。
・Boxアプリケーションの設定
・BoxAPIのリファレンスに間違いがありハマった件など
・Notesを使用した場合、どのようにファイルをアップロードするか
HTTPリクエストの本文でVariant型の制限にひっかかる
Notesの64k制限のせいでJavaで実装する羽目になっていったそうです。
Javaのセキュリティエラーなどの問題等の解決方法などもご説明した頂きました。
特に、API連携における課題解決プロセスが詳細に説明されており、
非常に参考になると思います。
こちらにのブログも記事があります。
〇AI × Notes/Domino: Structured Outputs(gpt-4o) 体験レポート
最近AIを使っているとたまに耳にしますね、構造化
今までもJson形式で回答返してとか依頼すると返ってきてましたが、
単にJson形式としては自分が欲しい形式で帰ってこなくそういう時に
構造化しないとアプリ連携する際に難しくなるとのことだそうです。
構造化の指定方法などをAPIガイドを元に説明していただきました。
この構造化を利用してアプリも作成されいます
(ノーツ・しこく・フェスタでも紹介頂きました)
・AI文書仕訳
・AILearning
いいことばかりではなく、構造化すると精度が落ちることもある様です。
あと設定が面倒だそうです。。。
DXL拡張ライブラリ 「dxlSuite for LotusScript」がついにリリースだそうです!
何と、ノーツコンソ大阪研究会参加者は無料で配布だそうです。
オンラインストア『MISC Market』では有償版があるみたいです。こちらです
こちらのブログにも色々と記事がありますね。
〇Retrieval-Augmented GenerationでNotesの情報を食わしてみた件
生成AIでNotesDomino関連の質問をしても、回答がいまいち怪しい場合がある。
AI自体ハルシネーションといって、事実とは異なる情報や、存在しない情報を生成する現象があるようです。
質問に対する回答はユーザが真偽を判定する必要がありますね。
そこで、Retrieval-Augmented Generation(RAG)もNotesの情報をセットした件についてお話していただきました。
NotesのHelpをPDF化して情報をセットしていく、
全部の内容を1枚のPDFにもできたとのことですが、
そうしてしまうと、回答の情報先を表示する際に1枚のPDFが表示されるので、
項目ごとにPDFにしセットする方が後でどの情報からの回答をみちびきだしたかが分かり易いとのことです。
PDFを分割し、出典を明確化する工夫がポイントです。
Helpをセットすることにより、より正確な情報が返ってくることが確認できました。
回答の精度を上げることは大切ですね。
〇ひとり情シスからの解放!
ユーザ企業様の発表です。
以前は1で情室を運営されていたのですが(NotesDominoだから一人でもできた??)、
現在は2人部下がついての3人での運営しているようです。
運用管理、情報収集、構想・提案、開発 などがありますが、OJTで対応中だそうです。
Dominoに関しは今度LotsuScript講座を自社内を開放し講習されるようです。
興味がある方はこちらを
NotesDominoをフル活用されている企業様ですので、現在DominoLeapに移行したり、
VoltMXの使用も計画に入っているようです!
VoltMXはまだまだ未知なことが多いので、情報を発信していただけることを期待します!
他の発信情報はこちらです
〇PowerPointで作るポスターの作り方
・仕様、制限事項の確認をする。
・具体的に質問をするためにユーザ―様のイメージのモヤモヤを具現化し共有化する。
ユーザーの要望がまとまっていない場合は寄り添って要望を固める。
・誰に伝えるか、必要か不要かの情報の整理
・情報量の的確さ(足りているか、多すぎないか)
・レイアウト 画像→タイトル→日時→内容→詳細
詳細まで見てもらえるように気にしながら設計する。
・日々デザインの発見があるので、日常から気を付けている。
日常に結構とヒントが隠れている場合って多いですよね。行き詰まった時に頭をクリアにすると、
色々なことが視覚から入ってくるものでもヒントになったりします。
前職でポスターを依頼することがあったんですが、こちらが結構あいまいなイメージしかもっていなかったんですが
色々と依頼した作成者に引き出されて結果いいものが出来た経験があります。
基本いろいろ伝えたいことがいっぱいあって文字だらけになるイメージですが、
最後まで読んでもらえるってポスターだけでなく大事なことですよね。
その他にNotesがらみのブログがこちらにあります。
〇FESTA2025に向けて(発表の仕方、検討事項など)
案としまして
・前回のような発表形式にする
・何個かピックアップしてダイジェスト版を発表
・ノーツ・しこく・フェスタでの発表が1回でもったいなのでここでも発表する。
などが挙がりました。現在検討中です。
ということで、一旦お開きになりまして、反省会の開場へ移りまして
リモートで「テクてく Lotus 技術者夜会」に参加しつつ反省会をひらきました。
本日の公開資料はこちらにて公開中です。
ノーツコンソーシアムの会員のみ閲覧可能です。
ノーツコンソーシアムにご興味の方はこちらを。
さてさて、今年度の大阪研究会はここまでとなります。
楽しみにしていた京都開催は台風の影響で中止になってしまって残念でしたが、
今年度も多様なテーマで非常に実りある内容となりました。
次年度の開催に向けて、さらなるアイデアを練り上げていく予定です。
1年間ありがとうございました。
大阪研究会 米原